アルミアラージュは大柄で臆病なウサギであり、額からユニコーンに似ていなくもない長さ1フィートの螺旋状の角が生えている。攻撃を行なわざるを得なくなると、この角で敵を刺し殺す。アルミアラージュは大昔に、はるか異国のザハラの商人たちがチャルトへ持ち込んだものだ。このクリーチャーは捕食者から逃げ隠れするのがうまく、この熱帯の半島で大繁殖するに至っている。アルミアラージュは土を掘った穴倉に住んでおり、これを捕まえて調教することも可能である。DMが許可するなら、ファインド·ファミリアー呪文によってアルミアラージュを召喚することができる。
フレイル・スネイル(フレイルカタツムリ)は地の元素のクリーチャーであり、その極彩色の貝殻は大いに珍重される。図体こそでかいが動きはのろく、攻撃的にも見えないので、フレイル・スネイルを見た狩人がこれなら楽勝だと思いこんでしまうこともある。だが、脅威になりうる大きさの他のクリーチャーが近寄ってくると、このカタツムリは極彩色の閃光を放ってから、メイスのような触手で攻撃をしかける。
スゥ·モンスターはわびしい荒野や洞窟に住む狡猾で邪悪な霊長類だ。成体は身長5フィートで、長く器用な尻尾が生えている。爪の生えた脚や尻尾で道具や器をつかむことはできるが、爪で獲物を引き裂くほうが好みだ。成体のスゥ·モンスターはサイオニック·エネルギーをぶつけて敵を意識朦朧とさせ、闘争も防御も封じるという能力も備えている。スゥ·モンスターは尻尾で逆さまにぶら下がって眠る。目を覚ますと、ぶら下がった姿勢のままでも恐るべき攻撃を行なうことができ、四肢の爪をすべて使って敵を引き裂く。スゥ·モンスターは尻尾を巧みに動かすジェスチャーによって、音を立てずに意思を疎通できる。自分が食べるよりも多く殺し、死体を地面に埋めて、遺留品を目印代わりに突き立てる。
殺人コアラ
ゾーボは外見も大きさもコアラによく似た、どうもうな雑食の動物だ。森林や洞窟に住み、爪は長く、気質は荒く、人型生物の肉を好む。ゾーボは自分の外皮を周囲の環境に合わせて変化させることができ、鋭い爪には鎧や盾その他の防御的な魔法のアイテムの力を弱めて破壊する力がある。
フロギーモス(蛙怪獣)は象に匹敵する巨体を誇る水陸両生の捕食獣だ。沼地に住み、4本の触手を生やし、ゴム状の分厚い皮膚をそなえ、大きな口に並んだ牙の間からは器用に動く舌が伸び、伸び縮み可能な眼柄の先端に並ぶ膨らんだ3つの目玉は別々の方向を向いている。
この星の外から来た存在:フロギーモスはこの世界のクリーチャーではない。“狂える”ラムという名のウイザードが大昔に書き残したと称される日誌によれば、金属製の奇妙な筒が地中に理まっており、フロギーモスはその筒の中から現れたのだというが、そのような物体がどこかで発見されたという信頼できる報告は一つもない。
生まれつきの飢え:フロギーモスは数年に1度、つがいを作る必要なしに、受精卵を1つ産む。フロギーモスは自分の卵の世話を一切行なわず、せつかく産まれた子どもを食べてしまうことすらある。フロギーモスの子どもが生き延びられるか否かは、親が子どもを放っておいてくれるか否かにかかっていることが多い。卵からかえったフロギーモスは、自分の縄張りの沼地にいるクリーチャーを見境なしに喰らい続け、数か月で成体に成長する。
フロギーモスは泥水に巨体を隠して眼柄だけを水面に出し、通りかかるクリーチャーを見張るという戦術を身に着けている。餌が近寄ってくると水中から飛び出し、触手と舌をしならせて襲いかかる。フロギーモスは同時に複数のクリーチャーをつかみ続けることが可能であり、近寄られたくない相手を触手でつかんで動きを封じつつ、他の獲物を舌で絡めとって引き寄せて丸呑みにする。
ブリーワグの崇拝対象:フロギーモスと出会ったプリーワグの部族は、これを神として崇め、あらゆる手段を費やして“神様”を自分たちの巣に招こうとする。フロギーモスは食料を与えることで(曲がりなりにも)飼い慣らすことが可能であり、しかもプリーワグはフロギーモスと原始的な意思疎通を行なえるため、フロギーモスはプリーワグを数匹だけ食べた後で残りのプリーワグの言うことを聞くようになるかもしれない。プリーワグはフロギーモスへの供物として食料を集め、快適な住処を提供し、フロギーモスを危険から守るために命を捨て、フロギーモスの子どもがみな成体まで成長できるよう力を尽くす。
カマダンは豹の肩から6匹の蛇が生えている猫科の捕食獣だ。ディスプレイサー・ビーストと見間違えそうなほどよく似ているが、両者の間に特段の関係はない(あると主張する賢者もいるが)。カマダンは1体またはつがいで狩りをするのが普通だ。睡眠ガスを吐く能力を備えており、ガスを吹き付けてから接近戦に移行することが多い。攻撃可能な範囲に気絶状態の敵とそうでない敵の両方が存在する場合、まず意識のある敵を殺してから眠っている敵にとどめを刺そうとする。
エブリーは盗みや誘拐の罪を犯して神々から罰せられた邪悪なヒューマンの生まれ変わりだと考えられている。体高が8フィート(約2.4m)もある鶴に似た大型の鳥で、普通の鳥がするように卵を産み育てる。くちばしや足で物体を扱うこともできる。エブリーは他のクリーチャーに自分の言うことを聞かせようとする。彼らの計画は利己的なもので、己に害をなしたクリーチャーを減ぼすために生き、人型生物を予想外の死へと誘いこんでは大喜びする。宝物を集めるのも好きで、自分に奉仕した者に褒美として宝をしてやることもある。エブリーは草や葦を集めて粗雑な小屋や単を作り、そこに宝物を隠している。
ジャクーリは体長15フィート(約4.5m )の蛇で、鱗の色と質感を変化させるカモフラージュ能力を持つ。 樹木や石に似た外見に化けて本の幹や石柱に絡みつき、 途方もない勢いと正確さの投げ槍のごとく襲いかかる。 ジャクーリは湿気の多い土地で目撃されており、 熱帯雨林や涼しいダンジョンを好んで住みつく。 ジャクーリの皮はプーツ・オヴ・ストライディング・アンド・スプリンギンクやクローク・オヴ・インヴィジビリティを作る際に役立つので、これを欲しがる者は多い。