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dd5e:魂を喰らう墓:神話 [2019/12/22 18:30] cane [テーブル] |
dd5e:魂を喰らう墓:神話 [2019/12/22 19:42] (現在) cane |
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| ===== トリックスター神 ===== | ===== トリックスター神 ===== | ||
| + | ===== 九柱神の伝説 ===== | ||
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| + | 遙かな昔、ウーブテイオ神はもはやオムーの人びとに同情しまいと | ||
| + | 心に決め、決然とした態度をとることにした。雨はやみ、ジャングル | ||
| + | は萎びて枯れ、死がオムーの地に広がった。 | ||
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| + | ある朝のことである、賢いゾーボは彼女の住む木のうろから出て、 | ||
| + | 死につつあるオムーの民に告げた。ウーブテイオの神にオムーの民 | ||
| + | の良いところを認めてもらうため、私はお前たちの長所をすべて集 | ||
| + | め、かの神にシチューをこしらえることにしようと。そうした長所を | ||
| + | 捕まえるのは簡単なことではない、そこで彼女は狡猾なアルミアラー | ||
| + | ジュに手伝いを頼んだ。アルミアラージュは煮込みの鍋にこっそり | ||
| + | と“無謀さ”を入れた。彼女はそれが長所だと考えていたからだ。だ | ||
| + | が、ウーブテイオはシチューを味見したとたんに吐き出してしまった。 | ||
| + | その日からというもの、ゾーボのオボラーカとアルミアラージュのア | ||
| + | イジンは不倶戴天の敵となったのである。 | ||
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| + | 正午のことである。勇敢なカマダンが自分の岩から飛び降りた。 | ||
| + | 彼女はオムー人の心臓に邪悪が巣くうのを見て取ると、厄介なおで | ||
| + | きに針を刺して膿を絞るように、自分の槍でその邪悪を刺すことにし | ||
| + | たのである。カマダンは聖なる槍を作ったが、彼女はそれを土手に | ||
| + | 置き忘れてきた。 | ||
| + | そしてずる賢いグラングがその槍を盗んでしまった。 | ||
| + | いかりのあまりオム一人のことをすっかり忘れたカマダンのシャ | ||
| + | ンは、空の上でグラングのナングナングを永久に追いかけている。 | ||
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| + | 夕方のことである。ずる賢いエブリーが葦の小屋から踏み出した。 | ||
| + | 彼はオムー人が好きではなかったが、彼らがいなくてはいたずらを仕掛ける | ||
| + | 相手がいなくなってしまう。そこでこのエプリーは沼ガエル | ||
| + | をウーブテイオの元に送り、道理を尽くして説得させようとした。 | ||
| + | ところがこのカエルは頭に血が上り、説得の代わりに神につかみかかることにしたのだ。 | ||
| + | ウーブテイオ神はこれをおもしろく思ったので、 | ||
| + | カエルにもっと強くなれるよう触手を与えた。こうしてフロギーモスとなった | ||
| + | クーパザンはエブリーのパパザートゥルの元に戻ると、 | ||
| + | 新たに得た触手で彼を沼地に追い払った。 | ||
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| + | 夜のことである。スゥ・モンスターがウープテイオ神の宮殿に押し | ||
| + | 入り、オムー人のために桶一杯ぶんの水を盗み出した。駆けつけた | ||
| + | ウーブテイオ神に見つかると、スゥ・モンスターはその桶をジャクー | ||
| + | リの巣穴に隠した。ウーブテイオ神はジャングルの動物たちに、彼の | ||
| + | 水がどこに隠されたかを尋ねた。あいにく、ジャクーリのモーアは正 | ||
| + | 直者で嘘をつけなかった。スゥ・モンスターのウォンゴはモーアがど | ||
| + | のようにして彼を裏切ったかを知ると、絶対にこのジャクーリを捕ま | ||
| + | えて食べてやると誓ったのだった。 | ||
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| + | しかしてフレイル・スネイルのアンクはこの間ずっと、地面の下深 | ||
| + | くで暮らしていた。他の動物たちが騒々しく争うのを聞いて彼女は | ||
| + | 地表に這い出してきた。そして、朝日が彼女の殻を照らすと、その輝 | ||
| + | きにウーブテイオ神は目をくらませ、目から水を流した。オムーに命 | ||
| + | が戻り、人びとは自分達を救ってくれた動物たちをたたえて社を作っ | ||
| + | たのである。 | ||
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